掲示板の歴史 その六
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NO.219  結論を先取りして言えば、
□投稿者/ 大閑道人
□投稿日/ 2004/04/14(Wed) 12:36:06


キーワードは「心の病気」

私の場合は、それから始まった。


心の病気ならば、心理学、と短絡的に考えた。それは間違いではなかったが、正しい道でもなかった。
心理学は、病気であること、どういう病気であるか、そして、なぜ病気になったかを、教えてくれる。
でも、病気ではない状態とはどんな常態か、どうしたらそういう状態になるのか、それについては沈黙するのみ。

ここに、仏教とぶつかった。
心理学が診断した心の病気に対して、心の健康さと治癒への方法があった。

だから、仏教学は、心の病気でない限り、ムダだし無意味。心の病気に対する予防薬としては、非常に有益。でも、それは、自覚ある人についてのみ。


このこと、つまり、心理学と仏教との違いは、
心理学=苦諦・集諦 → 仏「の」教え
仏教=滅諦・道諦 → ほとけ「になる」教え
と、そのように対比できると考える。