▲[ 138 ] / ▼[ 160 ] ▼[ 161 ] ▼[ 162 ]
NO.159　 再び「不立文字」
□投稿者/ 大閑道人
□投稿日/ 2004/01/25(Sun) 07:40:54


もしかしたら、「文字そのもの」への拒否ではなかったか？
（これって、思い付きですからね、空殻師！）
本日の朝日新聞の書評欄から・・・

「中国のこっくりさん――扶鸞信仰と華人社会」志賀市子・大修館書店あじあブックス・１８００円

評者：種村季弘
「・・・・女性霊媒の独占物でなくなったのは、宋代の士大夫が伝統的な文字崇拝と結び付けて以来のこと。・・・・」

引っかかったのは、　宋代、士大夫、（伝統的な）文字崇拝。

文字の国、というだけあって、中国には、測字の法、という占法があるそうだ。
文字を書いてもらうことで、その人を占うそうだが、これなんぞ、まさに「文字崇拝」だろう。

文字崇拝の否定、が、不立文字、か？？