掲示板の歴史 その十
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NO.304  (無題)
□投稿者/ 空殻
□投稿日/ 2004/11/04(Thu) 12:02:33
□IP/ 4.27.3.43

>それから王力、藤堂のものは主に音韻を中心とした時代区分で、語法、語彙を中心とした伊藤氏の区分とは大きな違いがあります。

王力、藤堂説が音韻中心の時代区分であることは分かりますが、伊藤氏は本当に語法、語彙を中心とした区分を述べていたのでしょうか。

>特に音韻で中古といえば、六朝から宋代ごろまで(つまり中心的な研究対象である『広韻』とそれに関係する幾つかの資料ができた時代)を指しますが、語彙、語法の区分で宋代は近代に含められます。音韻で近代というと元代の『中原音韻』以降を指すようです。

ありがとうございます。
勉強になります。
ただやはり、語彙、語法の区分というもの自体聞いたことがないですし、またそこにおいて「近代」というカテゴリーを提示している説というのは聞いたことがないので、できれば、その点について書かれている典拠を教えていただけますか。
もちろん、更に引用、要約などしていただけるともっと助かります(^_^)
漢文の史的区分の仕方は学者の説によって変わってくるので、誰の説なのか、そしてそれが厳密にどうなのか、といったことを私が実際にしたように番号を振るなどして明示していただくと、混乱を最小限にとどめられるのではないかと思います。