掲示板の歴史 その十三
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NO.332  節穴!
□投稿者/ 空殻
□投稿日/ 2004/12/25(Sat) 12:44:44


そいつはスゴイ。
見事にかかってます。

抜け節の瞳を持つ一目入道が、見える目を持たない座頭の盲目を罵り哂っている。
しかし、一目入道はものが見えているようでいて、その実、目が節穴である。
十二支の衣を纏う座頭はその罵倒と嘲笑に動じず泰然としている。
彼は見えていないようでいて、本当はすべてをお見通しだからだ。
しかし、彼を哂う一目入道(に象徴されるモノ)は彼自身の身心から生じている。
おそらく、座頭はそれもまた承知の上なのかも知れない。
だからこそ彼は泰然としているのかも知れない。

お話を伺って、そんなシーンが浮び上がってきました。
面白いですねえ。