掲示板の歴史 その十三
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NO.325  教えて下さい。
□投稿者/ のび
□URL/ http://www.ikoma.ne.jp/tessai.html
□投稿日/ 2004/12/21(Tue) 13:03:41


はじめまして。仏教素人です。
「十二支縁起」を調べていて、こちらを見つけました。
明治〜大正時代の工芸品(煙管筒)の意匠の意味を考えています。
画像のURLを登録させて頂きますので、この図柄の意味などお気づきの点をご教示頂けませんでしょうか?

「ひとつ目入道」が「僧(袈裟をしていないから普通の老人?)」を指差しています。その老人は、瞑想しているようですが、盲目かもしれません。座禅をしているのかと思いましたが、手の位置は高く、座禅ではないようです。「十二支の柄の衣」を纏っています。そして、この「ひとつ目入道」は「老人の後頭部」に接していて、この人物の想念が生み出した風景のようでもあります。

十二支柄の衣は、十二支縁起を身に纏っている(身に付けている)ことを表しているのではないか。「一つ目」は、臨済(普化に「一つ目」と揶揄された?)を象徴するのか、「修行僧に対する戒めとして『ひとつ目』で描かれることのある慈忍」を表しているのではないか。などと考えているのですが。

なお、この作品の作者は、加納鉄哉(1825-1924)で、若い時に10年近く、臨済宗の寺で修行し、23、4際で還俗、彫刻等で生計を立てた人物です。

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