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NO.292 御名前の由来
□投稿者/ 環
□投稿日/ 2004/10/26(Tue) 14:06:09
□URL/ http://www12.plala.or.jp/kotodama_8/
□IP/ 220.221.157.2
今気付いたのですが、御名前の由来書いてありました!(笑)
深い意味があるのですね。
そういえば私の生まれ月は虚空蔵菩薩だったような。
コップに水をいれるためには、
コップは空にしておかないといけない。
そういう比喩でも表現できるのかもしれません。
現代は、コップがあるとすぐにそこに既成のさまざまものを
そこに注ぎ込んでいっぱいにしていないと不安で生きていけなくなる
という人が多くいるのかもしれません。
強迫的にコップに何かを注ぎ込める間はいいけれど、
それができなくなると、
まさに否定的な意味での空虚になってしまって、
「からっぽ」のなかで自分を見失ってしまうことになるんだと思います。
現代において、ナショナリズム的なものがでてきているのも、
そういう「からっぽ」に作用しているといえるのかもしれません。
そのほうが自分はからっぽでないんだ、として、安心できるからです。
同じからっぽに入ってくるものも、
そこに「自由」があるかどうかで
まったく逆のものが入ってくることになるわけです。
仏教のように「苦」であったり、
地上においてこうして身体をもって生きているということ、
そしてキリストが地上において肉体を持ち、
死後、地下に下りそして復活し、
まさに地球そのものに深く関わっているというようなことに
関係しているんですよね。
ですから、地上生は「苦」であるというだけには終わらない。
「解脱」すればいい、という発想を脱しているわけです。
地上の人間的な意味の世界が、空虚の中で予感していた人間の世界
を越えるような存在感覚を窒息させないようにすること。
むしろ地上の存在、つまりは何気ない日常で触れる世界や自分という
存在に深い味わいをよみがえらせていく事が大事だと思います。
話が少しそれたかもしれません(笑)