掲示板の歴史 その六
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NO.222  病人の定義
□投稿者/ 空殻
□投稿日/ 2004/04/16(Fri) 00:24:42


>病気でありながらも、病気の自覚がない人は、病人と言えるでしょうか??

病人の定義は「病気をもっている人」であって「病気の自覚症状がある人」ではないです(^^;)
癌を患っている人は、自覚症状がなくても告知されなくても癌を患っています。

>そういう人に、どれだけ熱心に、力を込めて「病院へ行け」と言っても、行動を起こさない

行動を起こしたい人は起こせばいいし、そうでなければ起こさなければいい。
すべてはめぐり合わせです。
医者にかかって助かりたいなら病院へ行けばよいし、かからないで死にたいならそうすればいい。
どんなにいい医者にかかっても死ぬ人は死ぬし、戦場にいても生き延びる人は生き延びる。
光はすべてを遍く照らすわけではないし、闇もまたすべてを遍く包むわけでもない。
同様に、行動を起こす人はどんな状況にあってもいつかは起こすし、そうでない人は何があっても起こさない。
めぐり合わせです(^^)

ちなみに、力を込めて「病院」を勧める行為は、代行者たる布教者の仕事ですね。
私は布教者ではないので、力を込めて「病院」を勧めません。

>神経症の人に、神経症の本をいくら読ませて勉強させても、神経症は改善されないもんなぁ〜。かえって、症状を強化させる面もあるし。。。

やはりすべては巡り合わせとタイミングです。
個人の持ち得る影響力の中に、彼の自由となる要素はとても少ない。

誤解のないよういっておきますが、私は
「(仏教学が)あらゆる無明の存在にとって有益なものである」
と主張しているわけではないです。