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NO.163 文字崇拝(その2)
□投稿者/ 大閑道人
□投稿日/ 2004/01/26(Mon) 22:43:08
「ナム」の音訳は、一般には「南無」になっているが、これがすべてではない。
陀羅尼には違う音写もいっぱいある。にもかかわらず、なぜ「南無」が主流になったか?
これも「天子何面す」という中華思想の影響。
北方は、北極星が宇宙の中心として、動かないもの=天子=皇帝の位置にある。
だから、天子=皇帝は、北を背にして南に向かう(大衆は、北の方向を仰ぐ=ちょうど、北極星を見上げるように!)。
その「南」の方向が、開けてなんの障害物も「無」い、めでたい状態。従って、「南無」。