掲示板の歴史 その二
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NO.62  『大和』
□投稿者/ 空殻
□投稿日/ 2003/11/28(Fri) 17:34:18
□URL/ http://members13.tsukaeru.net/qookaku/

私の中では「和といえば聖徳太子」という図式が成立してしまっているのですが、この「和」なる言葉が登場するもっとも古い文献などを調べるのも一興かもしれません。聖徳太子以前に遡れるはずだと思います。

ちなみに「大和」という言葉は易経の一節で、乾の説明に「五行循環を大和とす」とあるらしいのですが、そこに何等かのルーツがあるかも知れませんね。
和は倭に通じると思うのですが、倭とは中国側が一方的に名付けた矮小な小人の国というような軽蔑的な意味なので、それを聖徳太子は上手く「和」にかけた上で、「大いなる和」として「大和」という呼び名が誕生したのではないか、などと夢想してます。

乾は元(おお)いに亨(とお)る。貞に利(よ)ろし。
彖(たん)に曰く、大いなるかな乾元、万物資(と)りて始む。
すなわち天を統(す)ぶ。雲行き雨施して、品物形を流(し)く。
大いに終始を明かにし、六位時になる。時に六竜に乗じ、もって天を御す。
乾道変化して、おのおの性命を正しくし、大和を保合するは、すなわち利貞なり。
庶物に首出して、万国咸(ことごと)く寧(やす)し。
象に曰く、天行は健なり。君子もって自ら強(つと)めて息(や)まず。
それにしても「大和」はなぜ「やまと」と呼び習わされているのだろうか?
謎ですね(^^)