除憂冥菩薩 Sarva-shokatamoghaata-mati | @ 「密印品」所説 『除疑怪呪』 ナウマクサンマンダ・ボダナン・ビマチ・セイダキャ・ソワカ Namah samanta buddhanam vimati chedaka svaha. A 「真言蔵品」所説 上記@の帰命句の後に「カサナン(hasanam/喜笑)」を挿入する。 B 『金剛界』『大乗観想浄諸悪趣経』所説 オン・サラバ・ユキャタマク・ネキャタノウ・マタエイ・アン・ソワカ Om sarva shokatamo nirghaatana ma-taye aam svaha. |
除一切憂冥菩薩ともいう。金剛界賢劫十六尊中、東面南端にある「除憂暗菩薩」と同体。金剛界参照。 | |
不空見菩薩 Amogha-darshanah | @ 『胎蔵』 オン・アモギャ・ダラシャノウヤ・ソワカ Om amogha darshanaaya svaha. A 『金剛界』 上記@の結句の前に種子「アク(ah)」を加える。 |
『大日経』には説かれないが、賢劫十六尊の一であるために『胎蔵』に描かれる。『金剛界』参照。 | |
宝手菩薩 Ratna-paanih | @ 「密印品」所説 ナウマクサンマンダ・ボダナン・ラタドオンババ・ソワカ Namah samantha buddhanam ratnodbhava svaha. A 『廣大・玄法・青龍』三軌所説 上記@の帰命句の後に種子「サン(sam)」を加える。 |
解説(未入力) | |
宝処菩薩 Ratna-kara | @ 「密印品」所説 ナウマクサンマンダ・ボダナン・ケイ・マカマカ・ソワカ Namah samanta-buddhanam he mahaa mahaa svaha A 『廣大・玄法・青龍』三軌所説 上記@の帰命句の後に四部儀軌所説の種子「ナン・ザン(nam jam)」を加える。 |
宝光、宝光明菩薩ともいう。 | |
地蔵菩薩 Kshitigarbhah | @ 「密印品」「真言蔵品」及び『四部儀軌』の所説 『観音院』末 ナウマクサンマンダ・ボダナン・カカカ・ソタド・ソワカ Namah samanta-buddhanam ha ha ha sutanu svaha A 「密印品」「真言蔵品」及び『四部儀軌』の所説 『地蔵院』「旗印言」 ナウマク・サンマンダ・ボダナン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ Namah samanta-buddhanam ha ha ha visamaye svaha (「密印品」) B 『地蔵軌』所説 オン・エンマタ・エンマニ・グヒツグヒツ・サンマンダ・ソワカ サンスクリット表記不詳。 |
浄菩提心の働きそのものを象徴する尊。 上記@の「ソタド(sutanu)」は妙身と訳され、三因を離れて身体が極浄であることを意味する。 | |
宝印手菩薩 Ratna-mudraa-hasta | @ 「密印品」所説 ナウマクサンマンダ・ボダナン・アラタンノウ・ニリジタ・ソワカ Namah samanta-buddhanam ratna-nirjaata svaha A 『玄法・青龍』二軌所説 上記@の帰命句の後に種子「カン(ham/)」を加える。 |
解説(未入力) | |
持地菩薩 Dharanii-dharah | @ 「密印品」所説 ナウマクサンマンダ・ボダナン・ダラニ・ダラ・ソワカ Namah samantha buddhanam dharani dhara svaha. A 『玄法・青龍』二軌所説 上記@の帰命句の後に種子「ガン(nam)」を加える。 |
「持地」は「ジジ」と読む。 | |
堅固深心菩薩 Drdhaa-dhyaa-shayah | @ 「密印品」所説 ナウマクサンマンダ・ボダナン・バザラ・サンババ・ソワカ Namah samanta-buddhanam vajra-sambhava svaha. A 『玄法・青龍』二軌所説 上記@の帰命句の後に種子「ダン(nam)」を加える。 |
解説(未入力) | |
日光菩薩 Suurya-prabha | 『金剛界/羯磨会』の「金剛光菩薩(Vajra-tejah)」の真言と同じ。『金剛界』参照。 |
実は『大日経』の記述にはなく何尊であるかは確定されていない。 |