ヴァジュラとティルブ/正面
ヴァジュラとティルブ/正面
ネパール製
金剛杵
(
ヴァジュラ
)
と
金剛鈴
(
ティルブ
)
のセット。日本製金剛杵に比べて装飾が細かい。
同ヴァジュラは、中国宋代に成立したと推察される形式に酷似している。
柄の中央を素文とし、その両側に蓮弁を飾る。
中央鈷は断面四角で長く突出、脇鈷の基部に竜口をつける。
京都・醍醐寺蔵の九鈷杵や和歌山・上池院の九鈷杵も同形式を踏襲する。
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初版:2003年5月20日