ヴァジュラとティルブ/正面


ヴァジュラとティルブ/正面

2003年10月17日撮影



ネパール製金剛杵(ヴァジュラ)金剛鈴(ティルブ)のセット。日本製金剛杵に比べて装飾が細かい。
同ヴァジュラは、中国宋代に成立したと推察される形式に酷似している。
柄の中央を素文とし、その両側に蓮弁を飾る。
中央鈷は断面四角で長く突出、脇鈷の基部に竜口をつける。
京都・醍醐寺蔵の九鈷杵や和歌山・上池院の九鈷杵も同形式を踏襲する。


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初版:2003年5月20日