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NO.424　 天台大師の「信仰」
□投稿者/ 空殻
□投稿日/ 2006/01/29(Sun) 23:37:51
□IP/ 210.153.175.162

天沙うに様、ご投稿ありがとうございます。
お返事が遅れまして失礼しました。

＞仏教誘引のための教えだと考えていたのなら

どうもそういうわけでもなく、むしろ天台大師智��は『法華経』の「薬王菩薩本事品第二十三」の

「如来の滅後、五百年の間にもし女性が『法華経』を聞いて教えのとおりに修行すれば、ここにおいて命終して即ち安楽世界の阿弥陀仏の、大菩薩に囲遶（いにょう）される住処に往きて、蓮華の中の宝座の上に生まれるだろう」

という記述に結び付けて、阿弥陀仏を個人的に信仰していた可能性があるようです。

実は、

百華苑刊『天台大師の研究』（佐藤哲英著）
法蔵館『天台浄土教史』（山口光円著）

という二冊の書籍があり、先日神田の古本屋街を歩き回っていたときに見つけたので斜め読みしてみたところ上記のような主旨で関連の記事を書いているようなのですが、あまりにも高価すぎて手が出ません（笑）
そのうちどこかの図書館で見つけたら読んでみます。