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NO.265 仏教漢文の基本的規則
□投稿者/ 空殻
□投稿日/ 2004/09/16(Thu) 17:11:15
以下に基本を掻い摘んで紹介します。
参考文献は『仏教漢文入門』です。
実詞と虚詞
- 実詞=単独で文の主要成分となり、比較的に具体な意味内容お表わす。
名詞・動詞・形容詞・代詞(代名詞)・数詞・量詞
- 虚詞=単独に文の主要成分になれない語。実質的な意味内容を持たないが、実詞を助けて文構成上の機能を明確にする。
副詞・介詞(前置詞)・連詞(接続詞)・助詞・嘆詞(感嘆詞)
文の成分と語順
基本成分= @主語 A謂語(術語) B賓語(目的語) C補語 D定語(連体修飾語) E状語(連用修飾語)
この六つには、特定の品詞あるいは短語(その品詞に相当する句)または文が充てられて文が構成される。以下はその配当。
基本成分に充てられる品詞
- 主語 ⇒名詞・代詞
- 謂語 ⇒動詞・形容詞・数詞・量詞(数詞を伴う)
- 賓語 ⇒名詞・代詞
- 補語 ⇒形容詞・量詞(数詞を伴う)
- 定語 ⇒名詞・形容詞・量詞(数詞を伴う)
- 状語 ⇒形容詞・数詞・副詞
基本的語順(七形式)
- 主語+謂語
- 謂語+賓語
- 謂語+賓語+賓語
- 謂語+補語
- 謂語+賓語+補語
- 定語+中心語
- 状語+中心語